皆さんこんにちは(^^)
6月にこちらの記事で、キリコ祭りの先陣を切る能登町のあばれ祭をご紹介しましたが、今回は七尾市の奉燈祭りの参加レポです!
参加と言ってもかつがせてもらったわけではなく見てきただけなのですが、ものすごい迫力でとっても満足でした!!
地図で見ると場所はこの辺りです。
=男性がかつぐキリコはおよそ2トン!=
能登にある他のお祭りでは女性が華を添えることも多いのですが、「石崎奉燈祭り(いっさきほうとうまつり)」は男衆が奉燈をかつぐお祭り(キリコのことをこのお祭りでは奉燈と呼びます)。
奉燈の重さはなんと約2トン!!漁師町の男性たちがこの重量感ある奉燈をかついで狭い道を歩き回るので、その迫力たるや想像以上でした!!
=時系列レポ:まずは堂前広場へ=
せっかくの参加レポなので時系列で書いていきたいと思います。
到着したのは18時頃。まだ明るいですが駐車場はいっぱいで大変でした(←来年への反省)。
駐車場からメインの堂前広場に向かいます。八幡神社の横を通ります。
この時間はちょうど夕食のための休憩時間。(直前まで広場で乱舞が行われています。)
奉燈が広場に集合しているのでたくさん写真を撮りました。
20時頃、暗くなると再び奉燈が動き出します!広場にいっせいに人が集まります。
こちらは2階からの眺め。
ご覧の通り、周辺の建物の2階から楽しむ人も多いです。
奉燈がこちらにぶつかってくるんじゃないかと思うような迫力!!
そして1基あたり約2トンという重さの奉燈を約100人の男性が動かすのですが、その統率のとれた動きがすごいんです!
太鼓のリズムと掛け声に合わせて旋回する様子はまさに圧巻です!
すべての奉燈が広場を出発したあとは、奉燈を追いかけたり、一度家に戻って休憩したり、自由です。
それにしてもすごい人です…。
=奉燈が出発したら「ヨバレ」の時間=
そして能登のお祭りにつきものなのが「ヨバレ」。
簡単に言うと各ご家庭で能登のごちそうがふるまわれるのですが、聞いたところによると「どの家も開いてるからどこにおじゃましてもいいらしいよ」とのこと。
いやいや、いくら開放的な田舎のご家庭だからってそれはないでしょ~と内心思っていたのですが…
道沿いのご家庭が本当に家を開けて大勢でお食事をされていました。もちろん1軒2軒ではありません!
どのご家庭からも楽しそうな笑い声と乾杯の音が聞こえてきて、撮影はしていませんが、こんなにオープンな町があるなんて…驚きの光景でした!!
※ちなみに、途中でお知り合いにバッタリ出会ったところお家に招かれまして、ご両親が飲み物やオードブル、そしてこんなに新鮮なお刺身まで次から次へとご用意してくださいました!
漁師町なので新鮮さは保証済みですが…お店で食べようと思ったらきっと高価なはずのこんな豪華なお刺身が、たまたま来ただけの客人に当たり前のようにふるまわれ、本当にびっくりしました…!!
そうやって合間の時間も楽しみつつ、耳をすませていると、威勢のいい声や笛太鼓の音が近づいてきます。
戻ってきた奉燈を見るためにまたしても広場へ!
=広場以外でも奉燈は見れます=
今度は広場を出発した奉燈についていってみました。
こんなに近くで見ることができるので更に迫力満点です!
ちなみにこの時点で0時を周っています。
パンフレットによると0時にはお祭り自体が終了しているはずなのですが、毎年時間通りにはいかないそうです。笑
=フィナーレはAM3:00過ぎ!=
時間は押してますが、なんとかフィナーレ!
堂前広場にすべての奉燈が戻ってきます。この時間でもまだまだ広場は元気!!
そしてこの時点でAM3:00を過ぎたところでした。
(世界陸上で男子100mを見たかったのですが…お祭りが楽しかったので良しとします!!)
最初は22時頃に帰宅しようと考えていたのですが、時間を忘れるくらい熱狂してしまっていました。
写真ではこの熱気や掛け声が伝わらないので動画も作成してみました。(約30秒)漁師町の力強さ、伝わるでしょうか(^^)/
担ぎ手の方々のパワフルさ、それぞれのご家庭のおもてなしの素晴らしさ、更にはこの奉燈祭りのために電線が道路を横切らないよう工夫されているというお祭りへの真剣さに、この地域の“粋”を感じた一夜でした。
能登にはまだまだたくさんのお祭りがあるので、夏中燃え続ける能登にぜひ起こしください!
(※2階から見たり、広場から出ていく奉燈を先回りして追いかけたり等、地元のお知り合いがいると動きやすいと思います。が、迫力を味わうためにはフラっと来られるだけでも充分です!)
石崎奉燈祭り
石川県七尾市石崎地区
開催日:8月第1土曜日(金曜日は前夜祭)
※平成29年は8/5日(土)
““石崎奉燈祭り”ー2トンのキリコをかつぐ、漁師町・七尾の夏!” への1件の返信
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