皆さんこんにちは。
2週連続フランス料理のお店のご紹介になります(^^)
今回は羽咋市にあるラ・クロシェットさんにて、能登の食材をふんだんに使ったコース料理を頂きました。
なんとこのブログ始まって以来の高額コース、おひとり16,000円!!
恐れ多かったので自分の記録用としても書き留めておきます。本当に美味しくて驚きのあるお料理の数々でした。
お店の場所はのと里山海道の柳田ICを降りて、ほどなく。
田んぼが広がるとってものどかな場所にあります。能登あるあるですね。
夜に伺ったので写真では見にくいですが、明るい色の木で造られた建物です。
そういえば能登には地元の食材に惚れ込んで移住されたというお店が多いのですが、イタリアンと比べるとフレンチは珍しいかもしれません。
メニューには能登の食材がずらりと並んでいます。一つ一つご紹介しながら進めていきますね。
それではいただきます!
アミューズ(前菜)。
奥は鱈を使ったコロッケ。あたたかく提供されました。
フォークに乗っている手前のものは、トリュフとお野菜のテリーヌをぱりぱりした皮で巻いたもの。
こちらはひんやり冷たくて、前菜の温度にも気が遣われていることがわかります。
この繊細なパリパリ感、伝わりますか?
カニは輪島産の加能ガニ。
※加能ガニは石川県で穫れるズワイガニの総称です(加賀+能登=加能)。
2種類の調理法で提供してくださいました。
こちらはウニやキャビアとともに。冷たいゼリーで固めてあります。
続いてはカニ味噌をあたたかい茶碗蒸しに。
甲殻類のだしを使ったという泡のソースが美味しいです。
魚料理は七尾産のヒラメ。
白ワインがきいたサフランのソースを付けていただきます。
添えられたお野菜の中に能登産のしいたけが入っていて、それもすごく美味しかったです。
皮がぱりぱり、白い身はふっくら。
お口直しのグラニテの材料も能登(羽咋)産。しょうががピリッと効いていました。
お肉料理は牛フィレ肉のロースト。
この火入れ!赤くて柔らかくてとってもジューシー♪
添えられているのは玉ねぎのカルボナーラ風。
面白かったのはこちら。
中にマヨネーズを使ったソースが入っていて、割って食べるんです(^^)
おいしい~!
あっという間にデザートです。
一口サイズのこちらは口に含むとぷちっと弾け、中から杏仁豆腐が溶け出します。
気多大社の“入らずの森”の水を使用しているそう。
そして最後はチョコレートづくし!“デクリネゾン・ショコラ”。
デクリネゾンとは1つの食材をいくつもの異なる方法で料理したもののことだそうです。
このチョコレートも金箔のドームやムース、アイス、そしてソースに。
もちろん金箔は金沢産ですし、羽咋産の金柑や隠し味の珠洲のお塩など地元食材が満載!
(※バースデープレートとして文字を書いてもらってます)
小菓子といいつつしっかり食べごたえのあるお菓子たち。
もうお腹いっぱいなのに食べちゃいました。フロランタンが美味でした…。
食後の飲み物はコーヒーか紅茶から選べるのですが、二三味珈琲が飲める!ということでコーヒーを選びました。
二三味珈琲(にざみコーヒー)は奥能登にある、全国のコーヒー好きから愛される専門店です。こんなところまで手抜かりなく地元産♪
たっぷり3時間ほど楽しませて頂きました。
(お会計の頃には既に閉店していましたが)お店のお隣にはシェフの奥さまの焼き菓子専門店があり、お菓子はレジ横でも購入できるようでした。
置いてあるハーブティーはかほく市にある“ペザン”さんのものだそう。
(ペザンさんは私も知っているお店なので近い内にこのブログにも載せたいです。)
こじんまりとした隠れ家的お店なので落ち着いてお食事ができます。
窓から見える景色が本当にのどかで、夜は二両編成の電車の灯りが見えて和みました♪
一品一品の説明もとても丁寧で、時にはシェフ自ら運んでくださることも。
言い忘れていました、日本酒もあります!おいしい地酒が用意されていますよ(^^)
最後に。
ホームページを拝見すると、ご夫婦の輝かしい経歴も掲載されています。
が、「フランスや東京で働いていた人がつくったんだから美味しいはず…」という先入観ではなく、「能登の食材を使って丁寧につくられたお料理」として、ぜひ楽しんでみてください。驚きがたくさんです。
こんなに素敵なお店が能登にあることに感謝ですね(^^)
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la clochette ラ・クロシェット
石川県羽咋市柳田町ほ79-1
TEL:0767-23-4712
営業時間:
[Lunch] 11:30 – 13:30(L.O.)
[Tea Time] 14:00 – 17:00(L.O.)
[Dinner] 18:30 – 20:00(L.O.)
定休日:日・月(※祝日営業・翌火曜日休み)