お盆の奥能登ドライブ(3)ー8世紀から続く日本海の恵み “すず塩田村”

皆さんこんにちは(^^)/

前回のブログに引き続き奥能登ドライブ第3段です。
ここからは輪島市を抜けて、ちょうど一昨日から奥能登国際芸術祭の会場となって話題の珠洲(すず)市へ入っていきます。

珠洲の名産はずばり“塩”!
人間の体の中にもあり、そして給料(サラリー)の語源にもなっているという、生活に欠かせない“塩”に焦点を当てた観光です(^^)

<ドライブコース>
10:00 輪島朝市
11:30 千枚田
12:30 道の駅 すず塩田村
13:30 しお・CAFE
15:00 椿の展望台
15:15 日置神社前 海岸
15:30 禄剛埼灯台(ろっこうざきとうだい)
17:00 能登パン
17:30 マルガージェラート

 

千枚田から更に車で30分弱、外浦の海岸線を走ると到着です。

能登では8世紀頃から「揚げ浜塩田」が行われており、ミネラル深味豊かな本物の塩が作り続けられてきました。
(揚げ浜塩田とは、塩田に海水をまいて、塩分を含んだ砂から濃い海水を取り出して釜で煮詰めていく製塩技術です。)

そんな能登の伝統・塩作りについて楽しく学べるのがこちらの道の駅。

駅の裏はこんな岩場があって自由に歩けます。

奥能登が誇る塩はこんなにきれいな自然の海から作られるんですね!
(珠洲の海は潮の流れが速いため自然とキレイに保たれます。)
この辺りでサザエやアワビ、タコも採れるそうです。

試食コーナー。揚げ浜塩は不思議と甘く感じました。(「マイルド」「角がない」と表現されるようです。)

塩の博物館もあって、有料(大人100円)ですが絶対お勧めです。
実は塩が原料となっているこんなもの、世界の岩塩、揚げ浜塩田のミニチュアなどなど眺めるだけで勉強になることばかり。
(理系の方の心がくすぐられそうです)


塩といえばおすもうさん。遠藤関は能登出身です。

そして揚げ浜塩田の製造現場を生で見ることが出来ます。



私たちが見たときは、炊き上がった塩と苦汁(にがり)を分けるための貯蔵場に一時的に置かれているところでした。

このあと手作業でしっかりと不純物を取り除いて、塩が完成するそうです。
まさに「手塩にかけられた塩」ですね。能登の恵みです。

事前に予約しておけば塩づくり体験もできるらしく、こうして塩の豆知識や製造方法を知るとなんだか自分で作りたくなってくる不思議さ。

昔から重宝されてきた塩はこのように映画にも登場します。
この他、長編ドキュメンタリー映画【ひとにぎりの塩】では昔ながらの製法を守っている職人さんたちの想いが描かれており、公開から6年経った今でもたびたび上映会が行われている人気作品です。

塩って本当に奥深いんですね…!

道の駅すず塩田村
〒927-1324 石川県珠洲市清水町1-58-1
TEL:0768-87-2040
営業時間:9:00~16:00(3~11月は8:30~17:30)
定休日:なし

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ここから車で3分ほどの場所に揚げ浜塩田の塩を使ったメニューが食べられる「しお・CAFE」さんがあるので同じ記事でご紹介したかったのですが、塩田村だけで長くなってしまったのでカフェは次回に。
本当に奥能登は景色がきれいに撮れるので、掲載したい写真ばかりで困ります…。

もうすぐ巣立つ?イワツバメの親子がいました。

輪島朝市でも売られていた手作りぞうり。


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