“NOTO”を記録するー東京生まれ能登育ちの写真家・中 乃波木さん

皆さんこんにちは(^^)/

今回は能登の食や名所ではなく「人」をご紹介したいと思います。

ご縁があって今回ご登場いただくのは能登を中心に活動されている写真家・中 乃波木(なか のはぎ)さんです。

海岸から珠洲の海を撮影される乃波木さん

 

能登を中心に北陸や東京など幅広くご活動されています。

そして奥能登国際芸術祭の公式カメラマンもつとめられていて、先日その撮影に少しだけご一緒させて頂く機会がありました。

(↓左が乃波木さんです!)

乃波木さんのカメラで撮って頂きました

“プロのカメラマンさん”という響きだけでお会いする前は緊張していたのですが、実際にお会いした乃波木さんはとっても気さくな方で撮影もさくさく進み、“芸術家=気難しい人かも…”というイメージはあっさりと珠洲の海へ流されていきました。

勝手な妄想に反省ですね。

山道を歩かないとたどり着けない作品へ向かったり、

コンクリート塀に登って撮影したり、

日が沈むまでにあの景色を撮りたい!と車を走らせたり…

撮影ってこんなに体力を使うのか…と勉強になりました!
(体力に自信があってよかったと感じた1日でした。)

 

お話させていただいた中で印象的だったのは、「撮影は天気を確認してから行くんですか?」という質問への「空模様や空気の感じで数時間後の天気がだいたい分かるようになったんですよー」というお答えでした。

言われてみれば撮影するのに天気って本当に重要ですよね。天気予報より正確に天候を読めてしまうとのことで、さながら漁師さんのようです。
大自然を相手にしているからこそ身についた力という感じがして、とてもかっこよく感じました!

東京に生まれ、インドネシアや芦屋でも生活されていた乃波木さんは、中学生の頃に能登に移住されたことをきっかけに能登を撮影するようになったそうです。

食材に魅了されて能登でお店を開かれたシェフのお話を聞いたことがありますが、乃波木さんが魅了されたのは能登の“風景”なのですね。

地元出身の私より早く能登の魅力に気づき、ご活動されていた乃波木さん。
魅力を読み取る感性も芸術家の方には必要なんだろうなあと思わされました。

そんな乃波木さんが撮影された、奥能登芸術祭のお写真がこちらです!

photo:中 乃波木さま
photo:私(同じ場所で同じ時間に撮影したのに全然違います…)

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中 乃波木(なか のはぎ)さま
<主なご活動>
2007年 写真集「Noto」出版(FOIL刊)
2010年 季刊誌「能登」にてフォトエッセイ「大波小波」連載開始
2011年 能登町ふるさと大使 就任
2017年 月刊Clubism「いしかわ食材で日々のごはん〜のはぎの小さなキッチンから〜」連載開始
    ラジオかなざわ「柴野大造・中乃波木 能登町ふるさと物語」パーソナリティ
     絵本「もじもじものがたり」限定出版
     絵本イベント「Noha本✕Yumi本」開催(@下北沢)

写真の他、イラストレーターやエッセイストとして、能登を中心に幅広くご活躍されています。
能登で生活していると、色々なメディアで乃波木さんのお名前を目にしますよ(^^)